構造設計エンジニア(フレキシブルエレクトロニクス向け露光装置の開発とその応用)|【東京都】
- 給与
- ※年齢、経験、能力を考慮のうえ、規定により決定
- 勤務地
- 東京都品川区
〈【精機事業本部】構造設計エンジニア(フレキシブルエレクトロニクス向け露光装置の開発とその応用)〉(82)
【本部/事業部】精機事業本部
【配属先】精機事業本部/次世代事業開発統括部/第二開発部/第一開発課
【組織としての担当業務】
史上最も精密な機械を言われている露光装置の技術をベースにした新規事業向けの製品・サービスの開発を行っています。
●第二開発部
フレキシブルエレクトロニクスは、従来のシリコン基板やガラス基板とは異なり柔軟な基板(フレキシブル基板)に作製された電子回路・デバイスを指します。フレキシブル基板を用いることにより究極の薄さと軽さを実現し、曲げ・ねじり・ストレッチにより自由な形状のデバイスが可能となります。従来技術では難しい生体センサやIoT機器、ディスプレイなどでの革新的なアプリケーションが期待されています。当部では、フレキシブルエレクトロニクスに向けたロール トゥ ロールでの製造技術の開発とそれに対応たいフレキシブルエレクトロニクス向けの直描露光装置を筆頭として各装置の開発及びそれを用いたサービスにより顧客のビジネスに革新を起こして、フレキシブルエレクトロニクス市場の成長を加速化させることを狙っています。
●第一開発課は、製造技術に応じた装置群の開発及びそれらを用いた応用技術の開発を行っています。具体的なロール トゥ ロールでのデバイス製造技術の中で、独自性の高いフレキシブルエレクトロニクス向けの直描露光装置を中心としてフォトリソグラフィ向けの装置開発とそれを利用した試作サービスを行っています。
【具体的な業務内容】
主な開発テーマは、フレキシブル基板上への薄膜デバイス製造向けのプロセス装置の開発となります。プロセス装置は、露光装置を中心とした自社内製装置の開発と外部業者との協業を通じた装置群の開発を行っています。
・フレキシブル基板上への薄膜デバイス製造のニーズに応じた露光装置の開発・評価/改良。構想設計者として、機械・電気・ソフト設計者と協働し装置の開発の中心として開発を推進してもらいます
・他のフォトリソグラフィ向けプロセス装置の開発(洗浄・塗工・現像・エッチング・剥離)と評価/改良
・それらに向けた要素技術開発とそれらの実用化
・薄膜デバイス製造に向け開発した装置を利用したロール トゥ ロール製造技術の開発
・開発した製造技術をベースにした薄膜デバイスフィルム上への試作
・顧客対応として我々の技術に興味をもってコンタクトされた顧客に対して、ニーズの聞き取りと解決策の提案や技術開発を行い、実際の試作まで実施します
・発表を適宜行っています。我々の技術を周知するために学会や論文などの対外発表を適宜行います。社外への技術アピールとともに、展示会への出展により顧客ニーズの把握を行います
【本ポジションで得られるスキル・経験】
フィルムデバイス向けの露光装置の開発全体を通し、露光装置として精密制御技術および光学技術領域の専門知識と併せて、フィルム領域のロール トゥ ロールの搬送・制御技術を学ぶことができます。
新規のデバイス製造プロセス開発・試作を通じて、広範囲なフォトリソグラフィ技術に関する知見とその実践・経験を得ることができます。
また、新規装置開発の牽引者として社内外のチームのまとめ業務を実行するスキルを身に付けていただくこともできます。
高度な技術の集合体である露光装置開発及び実際にその装置を利用したフォトリソグラフィプロセス開発を通して幅広く通用するスキルを得ることが可能です。
社内外の新規事業開発に接することにより、事業戦略・事業企画・商品戦略・マーケットコミュニケーション・知財戦略・法務など幅広い部署と関わることが出来ます。
社内関連部署にとどまらず、お客様・関連装置メーカー・共同研究による大学関連等社外との幅広い人脈が形成できます。
【本ポジションのやりがい】
オリジナリティのある新規露光装置開発を通じて、従来のFPD露光装置の要素技術の取得とともに、フレキシブルエレクトロニクス向けの直描露光機の開発に携わることが出来ます。露光装置の開発/評価に向けて、精密制御・精密光学技術及び計測・評価・分析技術の開発に携われるとともに、実際にロール トゥ ロールのフォトリソグラフィプロセスを実践することにより、生産性・安定稼働・品質管理など幅広い経験を得ることが出来ます。
我々の技術に関してコンタクトしてくれた顧客の課題や要望に対して、ソリューションを提案・提供することで、顧客を通じた技術・知識の取得と顧客のビジネスへの貢献を実感出来ます。
事業内容・業種
精密機器・光学機器・分析機器・計測機器