正社員
金属材料の腐食・防食に関する研究開発/藤沢事業所|【神奈川】
- 480万円~740万円※残業20時間込み ※経験・能力に応じて同社規定により決定します。
- 神奈川県藤沢市
耐食材料に関する研究開発/藤沢事業所/C3049
【業務内容】
荏原の各事業体の既存事業、将来の事業を支えるための材料に関する研究開発業務を行う。特に、流体機械の材料に関する防食技術の評価や開発を行う。例えば、脱炭素実現へ向けた取り組みとして進めている地熱発電向けタービン材料の評価、開発など。ラボスケールの高温腐食試験により、耐食性に対する材料組成や応力などの影響因子を調査し、材料選定を行う。将来的には得られた知見からデータ科学的な手法(MI:Materials Informatics)を活用した材料開発を行い、事業部要求を満たす耐食材料を提供する。一連の開発で得られた知見、腐食・防食メカニズムについては、特許出願、国内外の学会発表および学術誌への論文投稿を実施する。
【募集部門について】
技術・研究開発・知的財産統括部 技術・研究開発部 材料・生産技術研究課
【募集背景】
インフラ事業、エネルギー事業、建築・産業事業、精密電子事業や環境事業など既存事業だけでなく、新事業開拓も進んできており、荏原グループ内の材料に関連する研究開発ニーズが多様化している。そのような中、将来、腐食防食分野の中核人材として期待していた社員が退職し、腐食防食分野を専門とする研究人材の補充が急務となっている。
【キャリアステップイメージ】
原則コーポレートの研究部門で、荏原グループ全体の材料、特に防食技術分野に関する研究ニーズを広く把握し、状況に応じた研究テーマを立案・実行する役割を期待している。入社後の数年間は、実際の腐食現象を体験してもらうため、実験含め手を動かしてもらいたい。ある程度、現象を理解できてきたら、構内協力会社に作業を依頼するなど、研究開発テーマの計画などの割合を増やしていく。本人希望や事業部との連携強化を目的に一時的に事業部にローテーションして事業を経験してもらう可能性もある。
現在は転居を伴う異動の可能性は低いが、研究テーマや研究フェーズによって学会発表や現地試験などで短~中期の出張可能性はある。
【当部門の役割・業務概要・魅力】
荏原グループ全体の材料に関連する技術課題解決のために多様な研究開発を担当する部門です。機械メーカにおける材料の部門として、ポンプやコンプレサーのような風水力機器、焼却炉向けの耐食耐摩耗材料の開発などの環境事業、ドライポンプや排ガス処理装置などの半導体製造装置向けなどの多岐にわたる材料問題の解決に貢献します。最近は、新しい製造技術である金属積層造形品の材料評価、開発も行っています。また、液体水素ポンプなど新エネルギー向けの材料評価、開発なども実施しています。材料の部門には、構造強度、防食技術、摺動摩耗および生産技術など各分野のエキスパートが在籍していて連携して業務を進めます。また、同じ組織内の他分野(流体解析、振動・機械、化学、数値解析、分析など)の研究部門と協力して荏原グループ全体の多様な技術課題解決に貢献しつつ、研究成果を社外発表することで企業価値向上にも貢献します。
事業内容・業種
産業用装置(工作機械・半導体製造装置・ロボットなど)
株式会社荏原製作所